昔の日本の食事は、主食のごはんとおかず1品、味噌汁の「一汁一菜」が基本でした。
ごはんと味噌汁は、三大栄養素の炭水化物、たんぱく質、脂質がバランスよく揃った組み合わせです。
庶民が味噌を使えるようになったのは室町時代ごろと言われています。大豆の生産量が増え、農民たちが味噌を作り、保存するようになったからです。
そのため、味噌汁も貴重な栄養源のひとつであり、具を沢山入れた味噌汁を「おみおつけ」と呼んでいました。
現在では多数のおかずが食卓に並ぶようになり、おみおつけも具が少ないものも増えてきて、それを味噌汁と呼び始めたといいます。
おみおつけは漢字で書くと[御御御付け」と書きます。