インフルエンザは、感染した人の咳やくしゃみなどの飛沫を吸い込む「飛沫感染」と、感染した人が触れた物などに触りそのまま目や鼻、口などを触って体内に入る「接触感染」があります。
咳やくしゃみの際に、鼻や口から飛び出す微粒子は最大2メートルも飛ぶとされています。飛沫感染を防ぐためには感染者も周りの人もマスクを着用することで、病原体が飛び散ることを防ぎ、吸い込むことを防止します。
鼻をかんだティッシュや咳をした時のマスクはフタ付きのゴミ箱やビニール袋に入れて縛ってから捨てましょう。その後には消毒が必要です。消毒は手洗いかアルコールが有効です。
接触感染を防ぐために、食器やコップ、タオルなどは共有せずに個別にしましょう。
また、頻繁に触れる場所をこまめに掃除、消毒をしてウイルスの付着を防ぎます。
室内の換気も定期的に行い、空気中のウイルスや細菌を減少させます。インフルエンザウイルスは湿度に弱いため、加湿器などで湿度を50%~60%以上に保つことも有効です。
可能であれば、感染した家族はトイレや洗面所を分けたり、別室で過ごしてもらったりすることで感染の可能性は減るでしょう。
インフルエンザの感染期間は発症前日~発症3~7日間です。潜伏期間は1~4 日。