8月28日は「バイオリンの日」です。
1880年（明治13年）のこの日にはじめて日本産のバイオリンが完成しました。
東京の深川の三味線職人・松永定次郎氏が日本初のバイオリンを作りましたが、 正教会にあるバイオリンを手本にして、独学で作り上げたのです。
この頃、日本ではまだバイオリンになじみがなく、名前も「提琴(ていきん)」と呼ばれていました。
そのうえ、この楽器を演奏できる人もいなかったため、作ったところで買ってくれる人はいなかったといいます。
その後、1887年（明治20年）に日本で最初のバイオリン製造会社「鈴木バイオリン製造」が創業され、1900年（明治33年）には大量生産されるようになりました。
