ピサの斜塔

文化・歴史

イタリア・ピサ大聖堂の鐘楼は、1987年に世界文化遺産に登録されました。

1173年の着工時には垂直でしたが、3階まで作ると傾き始め、設計図を変更し、工事も中断・再開を繰り返し1350年に完成。

177年の歳月をかけて建設されたのです。

しかし、完成後も傾き続け、1990年に安全上の問題があるとして修復工事が行われました。

2001年までの10年間の工事で、5.5度の傾きが約3.99度まで直されました。

再び一般公開していますが、1日の人数を限定しています。

また、備え付けられている鐘を鳴らすと傾斜に影響を与える恐れがあるため、鐘の音をスピーカーから流しています。