書店で突然の腹痛や便意におそわれる現象のことを「青木まりこ現象」といいます。
1985年発行の「本の雑誌」で当時29才の青木まり子さんという読者が「本屋に行くと何故かトイレに行きたくなる」という投稿をしました。この投稿を読んだ読者から、「同様の症状になる」と多くの意見が編集部にきたそうです。
雑誌の翌号には「青木まりこ現象」と命名し、特集を組んだことが始まりのようです。
この現象には現在でも解明されてはいませんが、いくつかの説は出ています。紙やインクの匂いが便意に繋がるという説や過敏反応説、思いこみ説、本棚の圧迫感説、プレッシャーなどからの不安障害説、リラックス説など様々です。