ポケットティッシュは日本生まれ

文化・歴史

ティッシュが開発されたのはアメリカですが、ポケットティッシュは日本生まれです。

実はティッシュは、第一次世界大戦中に手術で使用する綿の代わり、またガスマスクのフィルターとして使われていました。

戦争が終わり、多くの余ったティッシュは「メイク落とし用」として販売されました。

当時はメイクをハンカチやタオルで落としていました。毎回使うたびにハンカチに付着したメイクを洗い落として乾かしていたものを「使い捨てハンカチ」という形でティッシュを売り出したところ、大売れしました。

日本に入ってきたのは1953年です。その後、箱ティッシュが販売され、徐々に5個入りのパック販売が主流になりました。

1960年代に広告を載せたポケットティッシュが認知されるようになりました。

日本では街中で無料配布しているのが当たり前ですが、海外ではティッシュの価格が日本よりも高く、無料で配っている国はほとんどないようです。

実際にティッシュの使用量は日本が世界一で、1人当たりの年間使用料が17箱。2位のアメリカの3倍だといいます。