世界三大珍味は、トリュフ、キャビア、フォアグラです。
「トリュフ」は、きのこの一種で、主にヨーロッパの地中深くに自生しています。とても長い年月をかけて成長し、見つけるのに犬や豚の嗅覚で掘り当てていくために希少価値が高いのです。
見た目がゴツゴツした丸い塊から、英語で塊茎=truffle(トゥラッフル)と呼ばれ、その名前がフランス語のtruffe(トリュフ)になったといいます。
トリュフ自体にはあまり味はありませんが、香りが高いのが特徴です。
「キャビア」は、チョウザメの卵巣をほぐして塩漬けにしたものです。塩味が強いため、料理でも少量で使われます。
チョウザメは絶滅危惧種でもあり、ワシントン条約の規制対象になっています。また、卵を宿すまでに8~10年かかる場合もあり、希少価値が高いのです。
ヨーロッパでキャビアというと魚卵の総称として呼ぶ場合もあります。
「フォアグラ」は過剰にエサを与え肥大化させたアヒルやガチョウ、カモの肝臓です。脂肪分を多く含んだ肝臓は、甘味がありとろけるような口溶けです。
古代ローマ人が作ったともいわれ、古くからフランス料理に使われていました。