灯台記念日

文化・歴史

11月1日は「灯台記念日」です。

明治元年(1868年)のこの日、神奈川県横須賀市に日本初の洋式灯台である「観音埼灯台」が起工しました。

灯台は、船舶が効率よく安全に航行するために必要なものでした。現在地を知り、他の船と接触や暗礁への乗り上げないように避けながら最短で目的地まで航行できるようにするための目印の役割をしています。

しかし、現在ではGPSで正確な位置を知ることができるようになったため、灯台の役割も終えたともいわれています。

また、灯台の老朽化も問題視されています。耐震構造になっていないものも多く、倒壊の危険があるために数多く取り壊されているのです。

日本最古の洋式灯「観音埼灯台」は、現在3代目です。初代のレンガ造りの灯台は地震で大きな亀裂が入ったため、鉄筋コンクリート製の2代目が改築されました。しかし半年後の関東大震災で崩壊し、現在の3代目が再建されました。日本の灯台50選に選定されています。