マイクテストでよく使われる「本日は晴天なり」という言葉。曇りや雨の天気が悪い日でもこの言葉を使います。
この言葉は、無線局運用規則に由来していて、試験電波を音声で発射方する場合には「本日は晴天なり」を連続及び自局の呼出符号一回を送信しなければならない。という法律があるのです。
言葉の意味はなく、英語のマイクテストで使われていた「It’s fine today」を日本語に直訳したことが始まりでした。
「It’s fine today」という言葉には、マイクでは拾いにくいとされる破裂音や摩擦音などの音が含まれているうえ、低音から高音まで周波数の幅が広いのでマイクチェックに向いている文なのです。
しかし、日本語訳の「本日は晴天なり」の言葉には、適した音や周波数が入っていないため実はマイクテストにあまり向いていないといわれています。