ALDの日

生活・健康

10月2日は「ALDの日」です。

1976年(昭和51年)五十嵐正拡医師によってALDに関する研究が発表され、同年のこの日、研究が専門医学誌に受理されました。

ALD(Adrenoleukodystrophy)とは、「副腎白質ジストロフィー」と言われる先天性代謝異常、特定疾患に指定された遺伝性の難病です。

脳の中の白質と呼ばれる部分と副腎という腎臓の上にある小さな臓器の障害がみられる進行性の病気です。

ALDは主に男性に発症する遺伝病で、基本的に女性は発病しません。男性2~3万人に一人の割合と考えられます。

小児型タイプは10歳以下で、ALD全体の約30%を占め、最も多い病型です。発病年齢が11~21歳の思春期型タイプはALD全体の約10%を占めます。

進行には個人差がありますが、学力の低下や視力、言語、歩行障害、進行が早いと発症から1年以内に死亡することも。