加湿器肺炎

生活・健康

「加湿器肺炎」とは、加湿器の中に発生したカビや菌が空気中に放出され、それを吸い込むことで起こる肺炎のことです。

吸い込んだカビ自体は病原性が弱いため、直接肺に炎症を起こすことはありません。しかし、肺や気管支がカビに対してアレルギー反応を起こすことが加湿器肺炎の原因になります。

加湿器肺炎という病名はありませんが、専門的には過敏性肺臓炎というアレルギー性肺炎の一種になります。

症状は、肺炎と同じように発熱、喉の痛みや違和感、咳、胸の違和感や痛み、息苦しさなどですが、通常の肺炎の治療薬である抗生物質は効きません。

また、重症の場合は入院が必要になったり、命にかかわることも。

久しぶりに加湿器を使用する前にはよく掃除をすること、定期的な清掃、水はこまめに交換することなどが大切です。