カニ缶の薄い紙

科学・技術

カニ缶の中には薄い紙が入っています。

あの薄い紙は、カニと缶の成分の化学変化を防ぐ役目があり、「パーチメント紙」や「硫酸紙」といいます。

カニは金属に長い間触れていると化学変化を起こし、ガラス状の小片の結晶を作り出します。

他にも化学変化によってカニに黒い班点のような変色も起こりやすいのです。

斑点も結晶も身体には害がありませんが、カニ缶に対する苦情の多くが「ガラスが入っていた」「黒い異物が付いている」というものなのです。