鬼は虎のパンツを履いているといわれています。
「鬼のパンツ」という歌でも、鬼のパンツは「トラの毛皮でできている」という歌詞がありますし、鬼は虎柄のパンツというイメージも定着しています。
実は、虎のパンツには意味があったのです。
陰陽道では、鬼が出入りするといわれている方角を「鬼門」といい、北東をさします。
方角を干支にあてはめると、北東は「丑(牛)・虎」にあたります。
そのために鬼の頭には「牛」の角をつけ、「虎」のパンツを履いているというわけです。
角も、鬼から生えているものではなく、実は牛の角を付けていたのです。