「そうめん」と「ひやむぎ」の違い

文化・歴史

そうめんは腰の強い小麦粉をねり、油を塗りながら手で細く引き伸ばして作ります。

一方、ひやむぎは、こねた小麦粉をめん棒で伸ばし、平状の生地にしてから刃物を使って、そうめんよりも太く切るものです。

しかし、現在では製麺機で作られることも多く、切って作るそうめんもありますし、油を使用して作るひやむぎもあり、製造方法の大きな違いがなくなってきました。

そこで、太さの基準を定めました。

食品表示基準では、乾麺(機械製法)の場合、そうめんは直径1.3mm未満、ひやむぎは直径1.3mm以上、1.7mm未満となっています。

しかし、手で引き伸ばしす手延べ麺は、1.7mm未満であれば、「そうめん」「ひやむぎ」どちらを名乗ってよいことになっています。