なぜ「夏休み」があるの?

文化・歴史

1881年(明治14年)に文部省が「夏季休業日」を定め、各地で夏休みの制度が広がりました。

夏休みは、欧米の国のモデルにしたといわれています。欧米では9月が新学期になるため、学年が替わる前に長期休暇をとり、切り替えする期間を設けました。

さらに晴天の日が少ないため、夏の晴れた日には外で太陽をたくさん浴びさせたいという考えもあったようです。

当時の日本は欧米の教育方法を取り入れようとしていたので、同じ時期に夏休みを定めたのです。

夏の暑い時期に教室には冷房設備がなかったり、農家などの家業の手伝い、お盆などの行事や手伝いなどもあり、夏の長期休暇は日本にも定着していきました。