作文などを書く一般的な原稿用紙の中央の10行目の11行目の間に縦に長い空白がありますが、どんな意味があるのでしょうか。
空白部分に【】このような模様が入っていて「魚尾(ぎょび)」といいます。その名の通り、魚の尻尾の形に似ているからです。
日本の古い書物、中国の南宋時代の書物にもついていたというので、魚尾の歴史は古いようです。
元々、原稿用紙は二つ折りにして綴じて書物にしました。
魚尾を目印に折るとスムーズに用紙を半分に折ることができるのです。
現在ではあまり魚尾を気にして折る方はいませんが、その当時の名残ということです。