5月5日のこどもの日に柏餅が食べられるようになったのは江戸時代のころからといわれています。
柏の木は縁起ものとされていて、春の新芽が出るまでは古い葉を落とすことがありません。
新芽を「こども」に、古い葉を「親」に見立て、家系が途切れない、子孫繁栄という意味を込めて食べられるようになったのです。
また、柏の葉はオイゲノールという防腐や防菌効果のある物質が含まれています。さらに、香りのフェトンチッドという成分が自立神経を刺激して精神安定の効果があります。
主に柏餅は、関東地方の方が多く食べられていて定着しています。関西地方は、柏の木が育ちにくかったことなどもあり、柏餅よりもちまきを食べる方が一般的だったようです。