歩行者天国

文化・歴史

歩行者天国とは、道路の一区画を一定時間歩行者に開放し、車の通行を禁止する制度。または場所や区間のことをいいます。

初めて行われたのはニューヨークだという説や西ドイツの商店街、オランダのロッテルダムの商店街など諸説あります。

日本では1970(昭和45)年に初めて歩行者天国が実施されました。

銀座、新宿、池袋、浅草の各地で同時に行われたようです。

1973(昭和48)年6月10日に、銀座から上野までの5.5kmの大規模な歩行者天国が実施されたことにちなんで、6月10日は「歩行者天国の日」と制定されました。

「ホコテン」とも呼ばれ、一時は歌や踊りなどで盛り上がり、ファッションなど若者文化の発信源としても注目されました。

その後、騒音やゴミ問題、防犯上の問題、交通渋滞などにより廃止になったところも多くありますが、歩行者天国を実施しなくなってから街の活気がなくなったという地域も出てきています。