8月23日は「油の日」です。
859年(貞観元年)のこの日に、京都の大山崎の「離宮八幡宮」が清和天皇の勅命により、九州から遷宮されたことが由来となっています。
「離宮八幡宮」は、通称「油祖離宮」とよばれ、てこを応用した搾油器を開発して、荏胡麻(えごま)油の製造を始めた場所であることから、製油発祥地とされています。
えごま油とは、シソ科の植物の荏胡麻(エゴマ)の種子を搾って作られます。
人間の体内でつくれないオメガ3系脂肪酸「α-リノレン酸」を豊富に含む油です。青魚に多く含まれていますが、現代人に不足しがちな栄養素といわれています。
えごま油は熱に弱いので、加熱調理には向きません。そのままかけたり混ぜたりして、生で食べましょう。