サッカーやラグビー、バスケットボールやバレーボールなど様々なスポーツの監督はユニフォームは着ていませんが、野球は高校野球、プロ野球、アメリカのメジャーリーグでも監督は選手と同じユニフォームを着用しているのはなぜなのでしょうか。
実は、野球のルールブック「公認野球規則」にも監督の服装は定められていません。ユニフォームを着なくてはいけないという決まりがないにもかかわらず監督がユニフォームを着ているのには、野球が誕生したときの名残だといわれています。
当初は、監督も試合に出てプレーしていたのです。選手兼監督という役割だったため、ユニフォームを着ていて当然だったのです。
メジャーリーグでは、実際にユニフォームを着ず、スーツにネクタイ、そしてハットをかぶったコニー・マック監督がいました。50年間監督として指揮を執り続け、アメリカンリーグ9回、ワールドシリーズ5回を制覇した名監督です。生涯で一度も退場処分を受けたことがない紳士な監督としても知られています。