「インバウンド(inbound)」とは、英語の「~行きの」という意味のboundに、「内へ入る」の意味のinがついた形です。
外部から内部への流れを指します。
対義語の「アウトバウンド(outbound)」とは、内部から外部へ向かう流れを指します。
このインバウンドとアウトバウンドという言葉は、業界によって意味合いが異なり、使い方も変わります。
インバウンドと聞いて一番イメージが強いのが観光業界。日本政府により促進されてきたため、2000年代以降に注目を集めよく聞く言葉になりました。2015年には流行語大賞にノミネートされました。
訪日外国人や訪日外国人観光、訪日旅行などを意味します。訪日した外国人観光客によって日本での消費活動は「インバウンド消費」といい、その市場を「インバウンド市場」といわれます。
コールセンターでは、問い合わせや相談、申し込みなど消費者から電話を受けることを意味します。
広告業界では、消費者が広告を選ぶことなどを意味し、マーケティング業界ではWeb サイトやブログ、SNSなどで役立つ情報を提供し、顧客になってもらうことをいいます。