日本三大菜漬

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日本三大菜漬(日本三大漬け菜)は、長野の「野沢菜漬け」、広島の「広島菜漬け」、九州の「高菜漬け」です。
漬け菜(つけな)は、アブラナ科の中でも結球しない菜っ葉類の総称です。コマツナ、ミズナ、ナバナ、タアサイなど多くの品種があります。

「野沢菜漬け」は日本三大菜漬の中で最もポピュラーで出荷量は約5万トン。
寒さ厳しい信州では畑から青物が取れなくなるため、晩秋には大量に保存用の漬物を仕込んだものが野沢菜漬けです。
野沢菜は大きなもので1メートルにもなり、漬物用に使用されるのは葉柄の部分だけです。ビタミンCが豊富です。

「広島菜漬け」は、わさびに似た成分が含まれているためピリッをした風味が特徴です。
一株がとても大きく、野沢菜より食物繊維が高くて硬いため漬物にするとシャキシャキと程よい歯切れがあります。
漬けあがった菜に調味液を加えて密封しマイナス30度で冷凍するため、鮮やかな緑色を保てるのです。
「高菜漬け」は漬物特有の酸味だけでなく、ピリッとした辛味が特徴。
一般的に高菜漬けは、高菜を塩で漬けて乳酸発酵させたものですが、他にも醤油漬け(古高菜漬)や味噌漬け、辛子漬けにした高菜漬けもあります。
古高菜漬はラーメンの具や油炒めにもして食べます。