「やちむん」とは沖縄の方言で焼き物という意味です。長年の伝統が受け継がれている民芸品で、厚みのあるのが特徴です。
茶碗や飯碗、鉢や平皿などの日常的に使われる陶器で、人気が高いお土産でもあります。
厚みのある陶器は、沖縄の赤土が焼成強度が弱い、熱が伝わりにくく持ちやすい、琉球料理が盛りやすいからなどの説があります。
やちむんは、魚や植物など沖縄の風土を感じさせる柄が多いのも特徴です。
歴史は400年以上あります。
沖縄が琉球王国と呼ばれていた頃に外国と交易があり、さまざまな陶磁器が入ってきました。さらに外国の陶芸の技術指導者も訪れ、焼き物の技術が発展していったのです。