手塚治虫

文化・歴史

2月9日は漫画家・手塚治虫の命日です。1989年(平成元年)、胃がんのため60歳で死去。

昏睡状態から目を覚ます度に「鉛筆をくれ」と言い、最期の言葉は「頼むから仕事をさせてくれ」でした。

マンガの神様とも呼ばれている手塚治虫は、新宝島、ジャングル大帝、鉄腕アトム、リボンの騎士、火の鳥、ブラック・ジャックなど有名な作品をたくさん残しています。

自ら戦争を経験し、「二度と戦争を起こしたくないという」強い思いがありました。医師免許を持っていましたが漫画家の道を選び、作品の中にも戦争への思いを描いています。

今では漫画家をサポートするアシスタントの存在は珍しくありませんが、当時は漫画家一人で仕上げることが当たり前でした。手塚治虫が編集者にベタ塗りをお願いしたことがアシスタントの始まりだったともいわれています。

手塚のアシスタントは累計すると700人以上。藤子・F・不二雄、藤子不二雄A、赤塚不二夫、石ノ森章太郎、松本零士など有名な漫画家も多くアシスタントを務めてきました。