アホウドリは「アホ」なの?

自然・生物

アホウドリの名前は「アホ」からきています。

アホウドリは体が大きく翼を広げると2m以上あり、海の上をゆうゆうと美しく飛びます。

しかし、地上を歩く場合はとてもゆっくりで人間に対する警戒心も薄いため、素手で簡単に捕まえられる鳥です。

そのため、逃げることを知らない「アホ」な鳥だと呼ばれるようになり、捕まえて食用にされたり、羽毛布団の羽毛のために売買されるようになりました。

そのため、19世紀前後から乱獲されるようになり激減しました。その後、日本では国内希少野生動植物種、絶滅危惧Ⅱ類に指定されて保全活動が続けられて、約6000羽まで増えているといいます。