鮭の日

自然・生物

11月11日は「鮭の日」です。

「鮭」という漢字のつくり部分の「圭」を分けると「十一十一」となることにちなんで、新潟県村上市、大阪市中央卸売市場「鮭の日委員会」、築地市場「北洋物産会」が制定しました。

日本で鮭というと一般的に「白鮭」のことを指します。

ほかの種類の鮭と比べて色が比較的薄いことから名付けられましたが、あまり白鮭とは呼びません。

白鮭は、漁獲時期や場所によって呼び名が変わるのです。

鮭は回遊魚で、2~8年ほど回遊した後に産卵のために故郷の川に戻ってきます。
東北や北海道などで生まれた鮭が戻ってくるのは9~11月頃で、産卵前に水揚げされた白鮭は「秋鮭」と呼ばれます。

「時鮭(トキシラズ)」という白鮭もいます。5~7月頃に漁獲され、秋鮭より希少で高値です。ロシア北部で生まれ、北海道の沿岸付近で水揚げされます。

生後2~3年程度の未成熟な小型の鮭を「鮭児(けいじ)」といいます。普通の白鮭と比べて一万匹に一匹ほどの確率といわれています。