「亭主関白」とは夫が威張っている、家庭内で支配者的なポジションにいることを指します。
「関白」とは、中古期に天皇の補佐役として、政務をつかさどる重職のことです。そのくらい権力がある、偉そうにしているという意味です。
亭主関白の対語は「かかあ天下」です。
最近ではモラハラ夫という言葉もあります。モラルハラスメントの夫という意味で、家庭内で手をあげるような暴力ではなく、暴言や態度などで精神的苦痛を与える夫のことを指します。
モラハラ夫と亭主関白の大きな違いは、妻が苦痛だと感じているかどうかです。
人格否定するのような言葉や人権を無視した態度をとり、妻の心が傷ついたらモラハラ夫になります。
一方、亭主関白は家庭内で威張っていても、妻が傷ついたり苦痛を感じてはいない状態です。
亭主関白だと思っていても、傷つくような言動が度々あればモラハラ夫かもしれません。