二十日正月

文化・歴史

1月20日は「二十日正月(はつかしょうがつ)」です。

古来の習わしでは、正月の最後の日、正月の祝い納めの日になります。

一年の汚れを落として年神さまを迎える準備をはじめる「正月事始め」が12月13日にあり、1か月以上に渡って新年を迎える大事な期間だったのです。

二十日正月には正月飾りを納めたり、餅や正月料理を食べ尽くします。正月料理を全て食べることは今年の豊作の願いも込められています。

特に魚は、神事や祭事の供物として欠かせない縁起物でした。

正月に丸ごと一尾準備した魚もこの日には頭と骨くらいしか残っていなかったようですが、二十日正月には頭や骨を使って汁物や煮物にして最後までご馳走にして食べつくすことから、「骨正月」や「頭正月」とも呼ばれます。