小さな赤い虫の正体

自然・生物

暖かくなると見かける小さな赤い虫を知っていますか。

公園の階段やベランダ、家の外壁や塀、コンクリートの場所に約1mmほどの大きさの赤い虫が動き回っています。

この虫はダニで「カベアナタカラダニ」という種類です。

全国で見られ、関東では4月下旬から7月に大量発生し、日当たりのいい屋外でよく見られます。

コンクリートの隙間や割れ目にいるのは、温度や湿度の変化が少なく、花粉が多く付着する場所で、外敵から身を守れるからのようです。

雑食で、花粉や昆虫を摂食します。人間を刺すことはありませんが、つぶすと赤い体液が長時間皮膚につくと皮疹を生じることもあります。

大量に発生している場合は手で触れずに、水で流すと良いようです。