熱中症警戒アラート

生活・健康

「熱中症警戒アラート」とは、熱中症予防対策のひとつで気象庁と環境省が発表している情報です。

2020年7月に関東甲信地方で実施されましたが、2021年4月28日から全国を対象に運用開始しました。

「熱中症警戒アラート」は、熱中症の危険性が極めて高くなる「暑さ指数」が33以上と予測された際に、暑さへの注意喚起、 熱中症予防行動などと一緒に発表されます。

暑さ指数は(湿球黒球温度(WBGT)といい、1954年にアメリカで提案された指標です。

人体の熱収支に与える影響の大きい 湿度、 日射・輻射など周辺の熱環境、 気温の3つを取り入れた指標です。

熱中症警戒アラートが運用される前は「高温注意情報」が発表されていましたが、温度だけで湿度は加味されていませんでした。

熱中症は温度だけではなく湿度も大きく関係していることから、暑さ指数を取り入れた「熱中症警戒アラート」へと変更されました。

都道府県単位で発表され、発表は1日2回で前日17時と当日5時です。

発表されたら、不要不急の外出は避け昼夜を問わずエアコン等を使用する、エアコン等が設置されていない屋内外での運動は原則中止または延期、こまめな水分補給など普段以上の熱中症予防を行いましょう。