アップサイクルは、本来であれば捨てられるはずの製品に、デザインやアイデアによって新たな価値価値を与えて別の新しい製品に生まれ変わらせることをいいます。
再生することで「創造的再利用」とも呼ばれています。
モノの寿命が長くなり、製品のアップグレードとも捉えることができます。
1994年にドイツ企業の「ピルツ」のレイナー・ピルツがメディアに向けて語ったのが最初だといわれていますが、アップサイクルの考え方はもっと前からありました。
廃棄されるものを再利用するという点ではリサイクルと同じです。
原料や材料として再利用することが「リサイクル」で、元の製品の素材をそのまま生かすのが「アップサイクル」の特徴です。
使用できなくなったソーラーパネルをテーブルとして利用したり、捨てられた自転車のチューブやシートベルトをバッグにしたりと、さまざまな業界で注目されています。