消火器には使用期限が設けられています。
業務用消火器には「設計標準使用期限」と表示されていて、使用期限は約10年です。
住宅用消火器は約5年になっています。
この使用期限を過ぎると、消化器の劣化による事故が起こる可能性が出てくるのです。いざという時に使えないというだけではなく、劣化によって人身事故が起こることがあります。
消火器は圧力容器で、圧力は約1.0MPa~1.5MPaに達することがあり、プロパンガス容器の内圧よりもずっと高くなっています。
使用期限内であっても消火器のサビや傷、腐食、変形、キャップやホースなどの破損、ホースの脱落なども破裂する危険があるため速やかに取り換えて下さい。
実際に消火器の破裂による死亡事故、負傷事故も起こっています。