「プラスチックフリー」とは、プラスチックを使わないという意味です。
脱プラスチック(脱プラ)やノープラスチック(ノープラ)ということもあります。
プラスチックはとても便利な素材ですが、適切に処理されなかったプラスチックごみがもたらす環境汚染が問題になっています。
プラスチックは人工的な素材で、生分解性が低く、焼却処分しない限りは自然環境中に長期間残存し続けます。
世界各地から海に流れるプラスチックごみは、年間800万トンともいわれています。このペースでいくと2050年までに世界の魚の量より、海中プラスチックごみの方が多くなると警告されています。
日本では、2020年7月からレジ袋が有料化されたことで、プラスチックごみや環境問題などを身近に感じる人も増えました。
現代でプラスチックを全く使わない生活を送るのは難しいですが、気軽に使い捨て出来るプラスチック用品から洗って何度も使えるものに変えてみたり、過剰包装のものは買わない、詰め替えがあるものを選ぶ、マイバッグやマイ箸、マイボトルなどを活用するなど、ひとりひとりの意識で大きく変えられることでもあるのです。