音楽室といえばバッハやベートーベンなどの肖像画が飾ってある学校が多いです。
美術室など他の科目の教室では見ませんが、なぜ音楽室にだけあるのでしょう。
この肖像画は元々、肖像画入りのカレンダーでした。楽器を購入してくれたお客様へ「おまけ」としてクラッシック音楽家の肖像画入りのカレンダーを配布するというサービスだったのです。
第一弾の肖像画はベートーベンだったそうです。楽器を多く購入するのはほとんどが学校だったため、肖像画入りカレンダーが貼られている音楽室が増えました。
さらに期限が切れたカレンダーは、肖像画の部分だけ切り取って飾られていったため、年々飾られる肖像画が増えていきました。
その後の1967年(昭和42年)、文部省(現在の文部科学省)が教材基準の整備を行い、音楽室にクラッシック音楽家の肖像画を飾ることも含まれたのです。