英語でも「TSUNAMI」

文化・歴史

津波は英語でいうと「tidal wave」ですが、潮の干満の意味を持ち、地震からくる津波とは意味が異なります。

また、「seismic sea wave」と使用されることもありますが、科学用語とされ、あまりなじみはありません。

「tsunami」が英語として認知されるようになったきっかけは、1946年4月1日のアリューシャン列島震源で起きた大地震による津波がハワイ諸島を襲ったことです。

その時にハワイでの日系人が「津波」という言葉を多用し、現地の新聞でも頻繁に使われるようになり広まっていきました。

1968年、アメリカの海洋学者が「tsunami」を正式な学術英語にしようとの運動が認められ、2004年のスマトラ島沖地震での津波が「tsunami」として、世界各国に伝えられ広く認知されるようになりました。