脂腺増殖症(しせんぞうしょくしょう)は顔、特に前額部や鼻(Tゾーンの部分)周辺・頬などに1~5mm程度のやや白色から黄色の皮膚のふくらみです。
一見ニキビのようにも見えますが、ニキビのように良くなったり悪化したり、状態の変化が見られないことも特徴の一つです。
中高年に多く、早ければ20代でも出始めることもあります。特に30~40代をすぎる頃によくみられ、年齢を重ねることに増えやすくなります。
男性が多い傾向にありますが、女性にもよく見られ、女性の方が気にする人が多いため受診率は高いようです。
脂腺の増殖によって発症しますが、健康被害を生じることがないため放置しても問題はありません。
しかし、自然に消えることがないため、整容的に気になる場合は、高周波治療液体窒素による冷凍凝固、手術や炭酸ガスレーザー治療などを行うことになります。