卒業式の第二ボタン

生活・健康

卒業式の時に「好きな人の第二ボタンをもらいたい」「あげたい」という好意を示す習わしがあります。

元々は第二次世界大戦中に出征する若者が軍服や学生服の第二ボタンを大切な人に渡したことが始まりだという説があります。

一番上の第一ボタンを渡してしまうと襟元が締められずだらしなく見られ、すぐに上官から注意を受けることから気づかれにくい第二ボタンを渡していたようです。

その後、1960年に公開された映画「予科練物語 紺碧の空遠く」の中でも、特攻隊に志願する若者が、出撃前に好きな女の子に軍服の第二ボタンを取って渡すシーンが話題になったといいます。

第二ボタンは心臓から一番近いところにあるため、好きな人のハートをつかむとの意味があるという説もあります。