「退職代行」とは、本人に代わって退職の意向を会社に伝え、退職手続を代行するサービスのことです。
2018年頃から話題となりました。
転職者数の増加や、ブラック企業、会社側の執拗な引き留めなどの問題から利用者数も増えています。
退職代行サービスを使用すること直接上司や会社側と話すことなく退社できることは大きなメリットのひとつです。精神的な負担が軽減され、パワハラやいじめなどで悩んでいる場合に有効です。
しかし悪質な代行業者も存在し、よく選ばないと多額の費用がかかったり、希望通りの条件で退職ができなかったりすることがあります。
名前が全く知られていない退職代行サービスや格安費用の代行サービス、口コミがない代行サービスなどは注意が必要です。
また、退職日の交渉、退職届の発送、未払いの給与、業務の引き継ぎ、退職金の支払い、離職票の受け取り、有給消化や欠勤の交渉などが行えるのは弁護士や労働組合が運営する退職代行サービスだけで、民間の業者が行うことは違法になってしまいます。
辞めたいという意思を伝えるだけであれば民間サービスでも問題ありませんが、交渉や金銭トラブルの対処、慰謝料などが関係してくる場合は弁護士や労働組合が運営する退職代行サービスを利用しましょう。