アロハシャツの起源については決定的な史料が残されてないため断定することはできませんが、日本の着物が起源になっているという説が有力です。
20世紀初頭、多くの日本人がハワイに移住しました。移住したほとんどの日本人はサトウキビ畑や製糖工場の労働者でした。
そこで作業するために着ていた服が「パラカ」という開襟シャツだったようです。
日本から持参した着物は気候にも合わず、日本人の中で着物をリメイクして「パラカ」のようなシャツを仕立てて着ていたものがアロハシャツの原型といわれています。
仕立屋「ムサシヤ」は、最も早い時期から反物を使ったシャツを仕立て、1935年には「アロハシャツ」という言葉を初めて新聞広告で使ったとされています。
しかし、1937年にアロハシャツという言葉が他で商標登録されて20年間使用できなかったため「ハワイアンシャツ」とも呼ばれていました。