6月27日は「日照権の日」です。
1972年(昭和47年)のこの日、最高裁が「日照権と通風権が法的に保護するのに値する」という初めての判決をしました。
この裁判は、東京都世田谷に住んでいた男性が、隣家の違法増築によって日当たりや通風が悪くなったと訴えたものでした。
日照権とは、建築物の日当たりを確保する権利のことです。
昭和40年代に中高層マンションが増加したことで部屋に日が入らなくなったという訴えも増え、2000年代に入ると、太陽光パネルの発電ができなくなったというトラブルも発生しました。
法律で明確に日照権が定められているわけではありませんが、建築基準法には定められています。