お弁当屋さんやスーパー、コンビニなどのお弁当は左側にごはんが配置されていることが多かったのですが、最近は右側に入っていることが増えてきたようです。
食卓で、みそ汁は右、ごはん茶碗は左側に置きます。
これは、左に重要なものを置くという「左上位」の考えから来ていて、主食のごはんが貴重であったことから左側に置くことが作法になりました。
普段の食卓でもごはんが左という位置に慣れていることから、市販のお弁当も左にごはん、右におかずがほとんどでした。
しかし、人間の目の動きは左上から右上、左下、右下という順に「Z」の文字のような動きをします。お弁当の中で一番最初に目にするものがごはんになり、炭水化物を控えたいと考える現代の人にごはんの印象が大きくなってしまうことから、ごはんの位置を逆にしたといいます。
そのことで売り上げも上がったといいます。
また、お弁当のバーコードなどの値段シールも右下に貼ることが多く、左側にごはんを置くとおかずが隠れて見えにくいという理由もあったようです。