鏡やペットボトル、瓶、凹面状・レンズ状のものによって、太陽光が反射または屈折して1点に集まり、そこから発火する火災を「収れん火災」といいます。
日常的に使用する身近なものが火災を引き起こしてしまうのです。
眼鏡や車のホイール、吸盤、花瓶、置時計、金魚鉢なども原因になります。
太陽が低くなる冬が発生しやすいともいわれていますが、気象条件や太陽の位置、原因となるものの位置、可燃物の位置などの条件が揃うといつでも起こり得るのです。
対策としては、火災の原因となりそうなものは、直射日光が当たらない場所に置くようにしましょう。部屋のどの辺までに太陽光が入るか知っておくことも大切です。
外出する際は太陽を入れないようにカーテンなどを閉めましょう。
また、屋内だけではなく、屋外や車内でも気をつけましょう。過去には、動物除けに置いたペットボトルが原因になったことも。