1月9日は「風邪の日」です。
寛政7年(1795年)のこの日、63連勝の記録を持つ大相撲力士で第四代横綱・谷風梶之助が「流感」で現役のまま亡くなったことに由来しています。44歳でした。
「流感」とは「流行性感冒(りゅうこうせいかんぼう)」の略で、インフルエンザのことです。流感は当時、江戸全域で流行っていました。
谷風は流感が流行している時に、「土俵上でわしを倒すことはできない。倒れるのは風邪にかかった時くらいだ。」と語ったことから、この時に流行した流感は「タニカゼ」とも呼ばれたそうです。
誰も倒せない横綱の命を奪ってしまうほどの威力を持つインフルエンザへの脅威やいましめの意味が込められているようです。