手掌多汗症

その他

手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)とは、手のひらや脇、足の裏などに過剰な汗をかく疾患です。

緊張時や暑い時だけではなく、日常でも大量の汗をかいてしまうこともあります。症状も個人差があり、手のひらが湿る程度からぽたぽた滴り落ちるほどの量の汗をかく人もいます。

原因不明とされていますが、現在は手に分布する交感神経の活発化が関わっていると考えられているようです。

通常は緊張した時や、暑いと感じた時に活発化して汗が多く出ますが、手掌多汗症はこの交感神経が常に活発化しているので、大量の汗をかいてしまうといいます。

握手や手を繋ぐことが苦手になったり、紙類が濡れてしまったり、スマホが扱いにくいなど日常生活に支障をきたしてしまうことも。

患者は人口の約2%ともいわれ、診察や治療は皮膚科や形成外科で行っていることが多いです。