汚れ、細菌汚染などの恐怖から手洗い、入浴を過剰に繰り返す強迫性障害がありますが、「入浴恐怖症(Ablutofobia)」は入浴や浴槽、身体を洗うことに対して恐怖を抱く症状です。洗浄恐怖症ということもあります。
衛生的な問題から人間関係や雇用などにも深刻な影響を及ぼす恐れがあります。
バスルームでケガ、嫌な経験をしたことや、映画やテレビなどで入浴中に事件が起こった映像から恐怖を感じるようになることが多いようです。
1960年のアルフレッド・ヒッチコック監督による映画「サイコ」で、シャワー中に残酷に襲われるシーンから一人でシャワーを浴びることが怖くなったという人が多く出たといいます。
症状も一時的なものから長期的なものまで個人差があります。他にも水恐怖症や閉所恐怖症が原因のケースも。