お色直しの由来

文化・歴史

披露宴の途中で衣装を変える「お色直し」。

お色直しの由来は昔の婚礼衣装です。

明治頃までは、婚礼の祝賀は3日間行われました。

無垢な白装束で嫁いだ花嫁が「婚家の家風」に染まったしるしに、色物の衣装に着替えることにはじまった慣習です。

白無垢から色打掛、黒の留袖へと3日に渡り着替えました。

最後の黒地の着物は既婚者であるという意味を持ちます。

お色直しは外国にはない習慣で、花嫁花婿が中座することは招待客に対して失礼だという見方が強いようです。