ブスはトリカブトの毒

自然・生物

トリカブトには毒があるのですが、この毒を使用する場合に「付子・ブス」と呼び、そこから名付けられました。

昔の狩人は「付子」を矢の先につけ狩りをしていました。「付子」が体内に入ると呼吸中枢が麻痺して無表情になることから、狩人たちは無表情で美しくない人のことを「ブス」と呼ぶようになったのが始まりです。

「付子」は熊でも倒せるほどの猛毒ですが、少量では強心剤や強精剤の漢方薬として珍重されました。漢方薬の場合、ブスではなくブシと呼ばれます。