涙の味

自然・生物

人間の涙は感情によって味が異なります。

涙の味を左右するのはナトリウムです。

感情によって、このナトリウムの濃度が変化し、味が変わってくるのです。

悔しい時や怒っている時は、感情が高ぶり、交感神経が優位にはたらきます。腎臓からナトリウムが出ないように抑制され、体液のナトリウム濃度が高くなり塩辛く感じます。

一方、悲しい時や嬉しい時は、副交感神経が優位にはたらきます。この場合は、ナトリウムが腎臓から排出されるため、味は薄く感じるのです。