真ん中がくびれた透明容器に砂を入れ、砂の落下時間で時間を測る砂時計。
砂の品質によって落下時間も異なり、特に詰まりが起こらないようなものが選ばれます。
自然の砂以外にシリカゲルを細かくした人工砂や、ガラスの原料にもなっている珪砂なども砂時計に使用されています。
砂時計は温度などの環境変化に強く、揺れにもつよいため、航海で使われていました。
コロンブスやマゼランなどの航海士が使用し、マゼランは18個の砂時計を船に持ち込んだとの航海日誌も残されています。
島根県大田市には、高さ5.2メートル、直径1メートルの世界最大の砂時計が設置されています。
砂の重さは1トンで、365日かけて落下する一年計砂時計です。