人力車発祥の日

文化・歴史

3月24日は「人力車発祥の日」です。

1870年(明治3年)のこの日、日本で初めて東京日本橋で人力車の営業が開始されました。

それまでの交通手段は、駕籠(かご)といって、竹または木で作られ、人が乗る部分を1本の長い柄につるし、前後から担いで運ぶものが主流でした。

人力車が発明されてからは、駕籠よりもスピードが出て小回りがきくために、一気に都内で普及しました。

営業2年目には人力車は2万5千台になり、1万台あった駕籠は3分の1程度になりました。

その後も人力車は全国にも広がりを見せ、1896年(明治29年)のピーク時には国内で21万台にもなったといいます。

現在では観光地やイベントなどで人気です。